フランスでのワインの法律と格付けについて [ワイン知識]
昨日のブログに書いていた、ワインの格付けについて、フランス編です。
ワインは、EU法において、2種類に大別されています。
一つは、VQPRD。 Vins de Qualite Produits dans des Regions Determinees の頭文字をとったもので、
フランス語はさっぱりなので、なんと読むのかすら分かりませんが、地域指定優良ワインの事を言います。
もう一つは、ヴァン・ド・ターブル、つまり、食卓ワインです。
この2種類を大別する事で、VQPRDつまり、地域指定優良ワインの価値を格別化を図り、保護し、市場の活性化を図っています。
さて、最初はほとんど聞いた事の無い言葉で、頭も痛くなったと思いますが、もう一頑張り。
この大別されたVQPRDとヴァンドターブルを、更に2種類ずつにわけ、計4種に分けた物が、
よく聴く言葉になります。
VQPRD① AOC Appeliation d'Origine Controlee アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ
原産地統制名称を意味します。AOCワインを名乗るには、生産区域やブドウ品種、栽培・せん定方法、製造方法など、INAO(=国立原産地名称研究所)の厳しい審査を受け、合格したワインだけが証明書を発行され、初めてAOCワインが誕生します。その価格は安くても10万円前後。
と思いきや、想いのほか飲みやすい値段で売られているものもあります。
VQPRD② VDQS Vin Delimite des Qualite Superiure
フランス優良品質指定ワイン、すなわち、準AOCワインになります。
このVDQSワインは、フランスのワイン全体の1%しかなく、AOCワインへの昇格が、ほぼ約束されています。
こちらは、一般市場へ流れることも少なく、全く見かけません。
ヴァン・ド・ターブル① ヴァン・ド・ペイ Vin de Pays 地酒のことです。
限定された地域だけで生産されたブドウを使って作られたワインで、こちらは、VQPRDとは違い、全国ワイン同業者連合会(ONIVINS)が品質を管理しています。
ヴァン・ド・ターブル② ヴァン・ド・ターブル そのままですね^^;
このヴァン・ド・ターブルの特徴としては、EU加盟国で作られた
ブドウ果汁、ワインに限り、ブレンドが許されているという事です。
アルコール度数のみ決められており、その製法もある程度自由です。
ここまでの画像をクリックしていただけると、その値段や詳細が見れるのですが、やはり、この格付けだけによって、ワインの値段が決まるわけではなく、格付けはあくまで参考であり、特に海外のワインが日本で売られる場合、船で来る場合がほとんどですので、船が嵐にみまわれ、日本国内での販売数が少なく、たまたま人気が出て、次に輸入しようとしたら、フランス国内で在庫が少なければ、日本でのプレミア価格になってしまったりします。
ある意味、時価のような部分があるのが、ワインの面白さでもあります。
それでも、ワンコインワインなどになると、元々低価格で売る事を考慮されたワインが多いのも事実なので、低価格を実現する為に、酸化防止剤を入れたり、ステンレス樽での熟成をしたりと、ある意味品質は一定なのですが、ワイン特有の風味を出せていない物が多い事も事実です。
価格が幾らだから美味しいとか、安いから美味しくないとは、一概には言えませんが、やはり製法までこだわって、どのような手間をかけたか、ワイングラス越しに見てみたり、ラベルを事細かく見てみる事で、ワインの楽しみ方が増え、そういった事を考え、ワインに合うつまみを考えて、食卓を演出するのが、マリアージュというのではないかと思います。
ワインは、EU法において、2種類に大別されています。
一つは、VQPRD。 Vins de Qualite Produits dans des Regions Determinees の頭文字をとったもので、
フランス語はさっぱりなので、なんと読むのかすら分かりませんが、地域指定優良ワインの事を言います。
もう一つは、ヴァン・ド・ターブル、つまり、食卓ワインです。
この2種類を大別する事で、VQPRDつまり、地域指定優良ワインの価値を格別化を図り、保護し、市場の活性化を図っています。
さて、最初はほとんど聞いた事の無い言葉で、頭も痛くなったと思いますが、もう一頑張り。
この大別されたVQPRDとヴァンドターブルを、更に2種類ずつにわけ、計4種に分けた物が、
よく聴く言葉になります。
VQPRD① AOC Appeliation d'Origine Controlee アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ
原産地統制名称を意味します。AOCワインを名乗るには、生産区域やブドウ品種、栽培・せん定方法、製造方法など、INAO(=国立原産地名称研究所)の厳しい審査を受け、合格したワインだけが証明書を発行され、初めてAOCワインが誕生します。その価格は安くても10万円前後。
と思いきや、想いのほか飲みやすい値段で売られているものもあります。
VQPRD② VDQS Vin Delimite des Qualite Superiure
フランス優良品質指定ワイン、すなわち、準AOCワインになります。
このVDQSワインは、フランスのワイン全体の1%しかなく、AOCワインへの昇格が、ほぼ約束されています。
こちらは、一般市場へ流れることも少なく、全く見かけません。
ヴァン・ド・ターブル① ヴァン・ド・ペイ Vin de Pays 地酒のことです。
限定された地域だけで生産されたブドウを使って作られたワインで、こちらは、VQPRDとは違い、全国ワイン同業者連合会(ONIVINS)が品質を管理しています。
ヴァン・ド・ターブル② ヴァン・ド・ターブル そのままですね^^;
このヴァン・ド・ターブルの特徴としては、EU加盟国で作られた
ブドウ果汁、ワインに限り、ブレンドが許されているという事です。
アルコール度数のみ決められており、その製法もある程度自由です。
ここまでの画像をクリックしていただけると、その値段や詳細が見れるのですが、やはり、この格付けだけによって、ワインの値段が決まるわけではなく、格付けはあくまで参考であり、特に海外のワインが日本で売られる場合、船で来る場合がほとんどですので、船が嵐にみまわれ、日本国内での販売数が少なく、たまたま人気が出て、次に輸入しようとしたら、フランス国内で在庫が少なければ、日本でのプレミア価格になってしまったりします。
ある意味、時価のような部分があるのが、ワインの面白さでもあります。
それでも、ワンコインワインなどになると、元々低価格で売る事を考慮されたワインが多いのも事実なので、低価格を実現する為に、酸化防止剤を入れたり、ステンレス樽での熟成をしたりと、ある意味品質は一定なのですが、ワイン特有の風味を出せていない物が多い事も事実です。
価格が幾らだから美味しいとか、安いから美味しくないとは、一概には言えませんが、やはり製法までこだわって、どのような手間をかけたか、ワイングラス越しに見てみたり、ラベルを事細かく見てみる事で、ワインの楽しみ方が増え、そういった事を考え、ワインに合うつまみを考えて、食卓を演出するのが、マリアージュというのではないかと思います。
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