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ドイツ産、猿が宿っているワイン! [ワインセット]



最近ドイツワインを紹介することが多いですが、甘めのものが多く、癖も強くないものが多いので、
自分としては、ドイツワインは好きですね。
どこの国もそれぞれ独特の特徴がありますけど、ドイツワインに関しては、飲みやすいもの、をいう
イメージがあります。
歴史の重みを感じるフランスや、どことなく陽気な雰囲気があるイタリアワイン、日本ならではの国産ワインも、勿論それぞれ好きで、どれか一つの国だけを選べといわれても、中々選べませんけどね。

さて、今回は、ドイツは南部に位置する、バーデン地方。
中学校の教科書にも出てくるライン河の最上流地域のボーデン湖。このボーデン湖は、スイスとドイツの国境にあります。
そのボーデン湖から北側、ハイデルベルクまでのライン河東岸に広がる地域で、約15.800haもの広さのブドウ畑があります。

EUにおいては、北から南へ、ワイン地帯を気候条件によって、A,B,Cのランク付けをしています。ドイツはEUでは北側に位置するので基本的にA番地帯になるのですが、このバーデン地方だけは、唯一フランスの一部地域と同じB番帯になります。
ブドウ品種としても、シュベートブルグンダー種(=ピノ・ノワール)、グラウブルグンダー種(=ピノ・グリ)が多く、その事からもB番帯といえます。

そこで有名なのが、アッフェンターラー。猿が入っているわけではありませんが、この猿の彫り物、ちょっとやそっと最近のものではなく、きちんと歴史があります。
13世紀、修道尼によって、すばらしいワインが造られました。これは、「アベマリアワイン」と呼ばれていました。それが、アッフェンタール=猿の谷、と呼ばれるようになった事から、この名前のワインの瓶には、猿が彫られるようになったのです。

味わいは軽くて飲みやすい口当たりで、フランスと似た気候ながらも、実にドイツらしさを表現している、ドイツを代表する一本(二本?)ともいえます。


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