赤ワインと言えばフランス、その代表6地区とそれぞれのワイン [赤・フランス]
今回も、ワインと言えばフランスがやはり有名所が多く、ワインを知るならフランスからが良い
ので、今日はフランスのブルゴーニュ地方について紹介していきます。何故ブルゴーニュかと言えば、
フランスの有名地方と言えばボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュが挙げられ、次に地域としては、
アルザス、ロワール、コート デュ ローヌだけは世界中のワイン好きなら誰もが知っているからです。
1.ボルドー地方と双璧をなすワイン産地、ブルゴーニュ
前回はボルドー地方での5大シャトーを紹介しましたが、それに負けず劣らず、ボルドー地方と
言えば、それは、ロマネ コンティと言えるでしょう。
ロマネ コンティ 1945年 3000ml
ラベルとか汚いな、と思いました?これ、値段は流石にびっくりしました。
その値段なんと!!3億3千万円!!!
これだけは、誰も買えないですし、この写真を撮っただけでも、物凄く緊張するんじゃないでしょうか?
ちなみにこのロマネ コンティ の産地は、ブルゴーニュ地方の、コート ド ニュイ地域です。
ブルゴーニュ地方の詳しい地域については後述しますが、このコート ド ニュイ地域と、
コート ド ボーヌ地域を合わせて、コート ドーヌ(黄金の丘)という呼び方をします。
ぶどうが綺麗に実っている状態、収穫期が、この地域が、まるで黄金のように見えるから、という
事からこの名前がついていますが、ロマネ コンティの価値を考えると、世界最高峰ワインとも
呼ばれていますし、価値は黄金以上かもしれません。
いきなりぶっ飛んだ値段のロマネ コンティを紹介しましたが、近年のヴィンテージであれば、
約30万円で購入できるようです。
ロマネ コンティ 1999年
2.フランスワインの格付けを知る
フランスワインでは、国の法律で定められたワインの格付けがあります。日本語では、食卓に乗る
という意味でテーブルワインという言葉を使う事もありますが、フランスでは、格付けにこの言葉が
使われていて、日本国内でもその意味は厳密には使っていないので、こういったフランスで使われている
日本国内でも使う事は、とても良い事だと思います。
①ヴァン ド ターブル Vins de Table
原産地、原産国の異なるワインをブレンドしたワインになります。フランス国内を流通するワインの
約50%がこちらのワインになります。
ヴァン ド ターブル カベルネ ソーヴィニヨン 2004
②ヴァン ド ターブル フランス
フランス産のワインのみをブレンドして造られたワイン。フランス国内生産の約9%を使用します。
【フランス・白】プリューレ・ロック ヴァン・ド・フランス (ヴァン・ド・ターブル) ブラン 2015
こちらは価格が若干高めの9689円で、また日本国内でも流通量が少なく、白ワインの紹介と
なっています。
指定地域優良ワイン AOCワイン
AOCワインとは、Appellation d'Origine Controlee (アペラシオン ドリジヌ コントローレ)の略で、
その指定された地域は約350地域にも及んでいます。原産地名統制ワイン、とも呼ばれます。
過去には、VDQNワインと呼ばれていたようで、今はもうほとんどAOCワインに移行している
ので、日本国内ではVDQN(Vins Delimites de Qualite Superieure)ワインは、見る事はありません。
フランス国内の製造率は、約28%ほどとなっています。価格は比較的控えめとなっています。
コトー ブルギニョン ルージュ 2016年 ドメーヌ ジャン グリヴォー元詰 AOCコトー ブルギニョン
以上でワインの格付けによる分類の説明は終わりになりますが、全てのワインの%比率を足しても、
100%にならないじゃん!と思うかもしれませんが、残りの約13%は、ブランデー用となっています。
3.フランス ブルゴーニュ地方の代表地区のワイン
それではいよいよ本題のフランス中央部やや東寄り、ソーヌ川沿いにあるブルゴーニュ地方の、
更に踏み込んだ地区について紹介していきます。
①シャブリ地区
シャブリ地区は、ブルゴーニュ地方の中でも外れていて、北西の位置にポツンとあります。
このシャブリ地区は、辛口の白ワインでは世界的に有名で、フランスの地域では珍しく、
100%白ワインのみを造っています。このシャブリ と呼ばれるワインの中でも、格付けがされています。
等級が低い順に紹介しますと、
1、プティ シャブリ
2、シャブリ
3、プルミエ クリュ (一級)
4、グラン クリュ (特級)
という風に分類・格付けがされています。
それぞれのワインを紹介しますと、
1、プティ シャブリ
プティ シャブリ 2018 ジャン クロード コルトー 750ml
価格:2200円
2、シャブリ
アントワーヌ シャトレ シャブリ クラシック 2018 750ml
価格:1628円
3、プルミエ クリュ (一級)
ルイ ジャドシャブリ プルミエ クリュ フルショーム 2017 750ml
価格:4998円
4、グラン クリュ (特級)
価格:10560円
ここまで見て、価格を並べてみましたが、何故、プティ シャブリと、シャブリの値段が、
プティ シャブリの方が高いの?と思った人、居ると思います。
それはずばり、製造者 の違いによる所が大きいです。
例えば、私も格好いいと思っているのですが、プルミエ クリュで紹介している、ルイ ジャド。
こちらは日本国内でも有名ですし、一目見て、そのラベルの作りからも、かなり拘りを感じます。
私は東北の人間なのですが、例えるなら日本酒で言う所の、新潟名産の、八海山や久保田
のようなものでしょうか。
このどちらも、清酒としての品質が高く、一般的な醸造、本醸造、純米、特別純米、吟醸、大吟醸
と精米歩合によって質が変わり値段が高くなるのですが、今上げた2種の銘柄は、飲む人が飲むと、
一般的な清酒よりも、ワンランク上の精米歩合のお酒に感じるそうです。
私自身は、ワインに比べると数える程しか日本酒は飲んだ事がありませんが、それでも、高いお酒、
例えば飛露喜などは、飲み口がよく、美味しいと感じました。
参考価格:720ml 9900円
ワインと日本酒については、その原材料がぶどうかお米か、という部分で、どちらも
熟成させると味わいが深くなったり、場合によってはプレミア価格がついたりと、これは私的な
表現になりますが、どちらも生で飲む、蒸留させないという意味では、かなり近い位置にある物
というイメージです。
それでは、フランス ブルゴーニュ地方の代表的地域の続きをご紹介します。
②コート ド ニュイ地区
こちらは先に紹介していますが、幻のワインと言われる ロマネ コンティ の産地であり、
かのナポレオンが愛飲しロシア遠征に持っていったとされるシャンベルタン の産地でもあります。
次にご紹介するコート ド ボーヌ地区と合わせてコート ドール(黄金の丘)と呼ばれる事も
ありますが、それぞれに魅力が詰まり過ぎていて、まとめるには勿体ない地区ですね。
ジュヴレ シャンベルタン [2016] ブシャール ペール エ フィス
価格:5368円
ワインが好きかどうかに限らず、かのナポレオンも味わったワイン、という事で、
その味わいに興味を持ってみるのも、凄く良い、歴史を感じる事だと思います。
③コート ド ボーヌ地区
コート ド ニュイ地区の南に位置する、コート ド ボーヌ地区。この地区では約80%は
赤ワインが造られていますが、残りの20%の白ワインは、世界で最高の辛口白ワインと言われる、
モンラッシェ という秀逸なワインの産地でもあります。
ピュリニー モンラッシェ ウイエール 2018 マシャール ド グラモン
価格;6600円
モンラッシェと言えば、その前にピュリニーが付く事が多いですが、これは、
ピュリニーとモンラッシェを合わせて、ピュリニー モンラッシェ という村が存在します。
その村では、実に99%以上が白ワインを作っています。
世界的に有名なワインを作るというと、やはりそれ専門となるのが当たり前のようです。
この事は次に紹介する地区でも同じ事が言えます。
④ボジョレー地区
ボジョレーと言えば、ボジョレー ヌーヴォ が、日本国内でも最も有名と言えます。
既にわかる事かもしれませんが、ボジョレーは地区の名前で、ヌーヴォは、新酒という意味があります。
このボジョレー ヌーヴォは、フランスワインにしては珍しくフルーティな香り、軽い酸味、
若々しい事が特徴で、生産者からも、造ってから2~3か月の内には飲んで貰いたい、という事
ですが、造りの良いワインであるなら、2本買って1本はすぐに飲み、1本は熟成させる、という
ワインマニアのような人も居ます。ここで軽く熟成させている人から聞いたコツをご紹介すると、
ワインの劣化は、音、光、振動で起こるものらしく、大型の少し高めの温度の冷蔵庫に新聞紙で
くるんで置いておくか、何度も開閉してワインが動いてしまうような環境だったら、
1~12本程度収納出来るワインセラーは、最近は大分値段が落ちている事から、専用の小型の
ワインセラーボックスを購入する人も居るそうです。
1年保証 ワインセラー 家庭用 32本 78L 上下段別温度調節タイプ
価格:25190円。こんな大型の物で、しかも上下で温度調節が別に出来てこの価格。大分安いと
感じます。
それと一つ忘れないでほしいのが、確かにヌーヴォが有名ですが、ボジョレー地区自体も勿論
ワインの名産地ですので、今の時期だとヌーヴォは手に入りづらいですが、ヌーヴォでなくても、
同じように軽めのワインがあるので、そちらも是非忘れないでほしい所です。
ボジョレー ルージュ ラ ローズ プルプル 2018年 750ml 金賞ワイン
価格:879円。名前も面白いですし、今は半額セールのようで、かなりお手頃価格となっています。
どんなに安くなっていても、いつもこの価格帯で売っているワインと比べれば、雲泥の差と言える
でしょう。こちら前述のAOCワインでもあります。軽やかな甘みの中に、後から深い味わいが
あるようです。こちらの商品、レビューも出ているので、参考にしてみて下さい。
⑤マコネー地区
ブルゴーニュ地方を紹介するのに、最後の地区になります。フランスのワインの紹介で、
基本的に赤ワインが有名だと自分も感じていたのですが、実際にご紹介していくと、白ワインが事の他
多いですね。こちらのマコネー地区においても、白ワインの方が、赤ワインよりも多く造られている
ようです。そして日本語で表記すると何ともマヌケな感じになっていますのですが、
プイィ フュイッセ と呼ばれる白ワインが芳醇な香りと重厚な辛口で、こちらも人気のあるワイン
になります。
ドメーヌ ミッシェルシェヴォー プイィフュイッセ[2004] 750ml
価格:2500円。
4.フランス ブルゴーニュ地方発祥のぶどう種
①シャルドネ種
シャルドネ種は、フランスのブルゴーニュ地方発祥の、白ワインのぶどう品種となります。
小粒ですが、糖分と果汁がたっぷりで、最高級白ワインに使われます。
代表的なのは先ほどご紹介した、シャブリ、モンラッシェになります。
クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・ポール・ロバン [2017] ヴーヴ・アンバルフランス スパークリング
価格:2288円。こちらは珍しい、シャルドネ種に赤ワインのピノ ノワール種を加えて造られた
スパークリングワインになります。次回にご紹介しようと思っていますが、泡のワインというと、
シャンパンを思い浮かべる人が居ると思いますが、シャンパン を名乗れるのは、フランスの
シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインのみとなっています。
②アリゴテ種
フランス ブルゴーニュ地方発祥のアリゴテ種。シャルドネ種に比べると粒は大きく、房も
密着していながら、大房です。飲み口が軽く、熟成させない若飲みワインやテーブルワインに
よく使われています。
ブルゴーニュ・アリゴテ[2018]ドメーヌ・プティ・ロワ
価格:3608円。
フランスの白ワインの中ではボジョレー ヌーヴォと並んで珍しい、飲み口の軽い白ワイン。
ここで初めて出てきた言葉、ビオワインになります。こちらも又の機会に詳しく記事を作りますが、
簡潔に、有機栽培ワインだと思って貰えれば、ほぼ間違いのない解釈になります。
自然派ワイン、などとも呼ばれたりしますね。
こちらも詳しく説明していくと、ここでは納まりきらない、ひと時代を築いたワインになりますので、
こちらも深堀りしていくと、面白いですよ。
それでは、良い年始をお過ごしください。
ので、今日はフランスのブルゴーニュ地方について紹介していきます。何故ブルゴーニュかと言えば、
フランスの有名地方と言えばボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュが挙げられ、次に地域としては、
アルザス、ロワール、コート デュ ローヌだけは世界中のワイン好きなら誰もが知っているからです。
1.ボルドー地方と双璧をなすワイン産地、ブルゴーニュ
前回はボルドー地方での5大シャトーを紹介しましたが、それに負けず劣らず、ボルドー地方と
言えば、それは、ロマネ コンティと言えるでしょう。
ロマネ コンティ 1945年 3000ml
ラベルとか汚いな、と思いました?これ、値段は流石にびっくりしました。
その値段なんと!!3億3千万円!!!
これだけは、誰も買えないですし、この写真を撮っただけでも、物凄く緊張するんじゃないでしょうか?
ちなみにこのロマネ コンティ の産地は、ブルゴーニュ地方の、コート ド ニュイ地域です。
ブルゴーニュ地方の詳しい地域については後述しますが、このコート ド ニュイ地域と、
コート ド ボーヌ地域を合わせて、コート ドーヌ(黄金の丘)という呼び方をします。
ぶどうが綺麗に実っている状態、収穫期が、この地域が、まるで黄金のように見えるから、という
事からこの名前がついていますが、ロマネ コンティの価値を考えると、世界最高峰ワインとも
呼ばれていますし、価値は黄金以上かもしれません。
いきなりぶっ飛んだ値段のロマネ コンティを紹介しましたが、近年のヴィンテージであれば、
約30万円で購入できるようです。
ロマネ コンティ 1999年
2.フランスワインの格付けを知る
フランスワインでは、国の法律で定められたワインの格付けがあります。日本語では、食卓に乗る
という意味でテーブルワインという言葉を使う事もありますが、フランスでは、格付けにこの言葉が
使われていて、日本国内でもその意味は厳密には使っていないので、こういったフランスで使われている
日本国内でも使う事は、とても良い事だと思います。
①ヴァン ド ターブル Vins de Table
原産地、原産国の異なるワインをブレンドしたワインになります。フランス国内を流通するワインの
約50%がこちらのワインになります。
ヴァン ド ターブル カベルネ ソーヴィニヨン 2004
②ヴァン ド ターブル フランス
フランス産のワインのみをブレンドして造られたワイン。フランス国内生産の約9%を使用します。
【フランス・白】プリューレ・ロック ヴァン・ド・フランス (ヴァン・ド・ターブル) ブラン 2015
こちらは価格が若干高めの9689円で、また日本国内でも流通量が少なく、白ワインの紹介と
なっています。
指定地域優良ワイン AOCワイン
AOCワインとは、Appellation d'Origine Controlee (アペラシオン ドリジヌ コントローレ)の略で、
その指定された地域は約350地域にも及んでいます。原産地名統制ワイン、とも呼ばれます。
過去には、VDQNワインと呼ばれていたようで、今はもうほとんどAOCワインに移行している
ので、日本国内ではVDQN(Vins Delimites de Qualite Superieure)ワインは、見る事はありません。
フランス国内の製造率は、約28%ほどとなっています。価格は比較的控えめとなっています。
コトー ブルギニョン ルージュ 2016年 ドメーヌ ジャン グリヴォー元詰 AOCコトー ブルギニョン
以上でワインの格付けによる分類の説明は終わりになりますが、全てのワインの%比率を足しても、
100%にならないじゃん!と思うかもしれませんが、残りの約13%は、ブランデー用となっています。
3.フランス ブルゴーニュ地方の代表地区のワイン
それではいよいよ本題のフランス中央部やや東寄り、ソーヌ川沿いにあるブルゴーニュ地方の、
更に踏み込んだ地区について紹介していきます。
①シャブリ地区
シャブリ地区は、ブルゴーニュ地方の中でも外れていて、北西の位置にポツンとあります。
このシャブリ地区は、辛口の白ワインでは世界的に有名で、フランスの地域では珍しく、
100%白ワインのみを造っています。このシャブリ と呼ばれるワインの中でも、格付けがされています。
等級が低い順に紹介しますと、
1、プティ シャブリ
2、シャブリ
3、プルミエ クリュ (一級)
4、グラン クリュ (特級)
という風に分類・格付けがされています。
それぞれのワインを紹介しますと、
1、プティ シャブリ
プティ シャブリ 2018 ジャン クロード コルトー 750ml
価格:2200円
2、シャブリ
アントワーヌ シャトレ シャブリ クラシック 2018 750ml
価格:1628円
3、プルミエ クリュ (一級)
ルイ ジャドシャブリ プルミエ クリュ フルショーム 2017 750ml
価格:4998円
4、グラン クリュ (特級)
価格:10560円
ここまで見て、価格を並べてみましたが、何故、プティ シャブリと、シャブリの値段が、
プティ シャブリの方が高いの?と思った人、居ると思います。
それはずばり、製造者 の違いによる所が大きいです。
例えば、私も格好いいと思っているのですが、プルミエ クリュで紹介している、ルイ ジャド。
こちらは日本国内でも有名ですし、一目見て、そのラベルの作りからも、かなり拘りを感じます。
私は東北の人間なのですが、例えるなら日本酒で言う所の、新潟名産の、八海山や久保田
のようなものでしょうか。
このどちらも、清酒としての品質が高く、一般的な醸造、本醸造、純米、特別純米、吟醸、大吟醸
と精米歩合によって質が変わり値段が高くなるのですが、今上げた2種の銘柄は、飲む人が飲むと、
一般的な清酒よりも、ワンランク上の精米歩合のお酒に感じるそうです。
私自身は、ワインに比べると数える程しか日本酒は飲んだ事がありませんが、それでも、高いお酒、
例えば飛露喜などは、飲み口がよく、美味しいと感じました。
参考価格:720ml 9900円
ワインと日本酒については、その原材料がぶどうかお米か、という部分で、どちらも
熟成させると味わいが深くなったり、場合によってはプレミア価格がついたりと、これは私的な
表現になりますが、どちらも生で飲む、蒸留させないという意味では、かなり近い位置にある物
というイメージです。
それでは、フランス ブルゴーニュ地方の代表的地域の続きをご紹介します。
②コート ド ニュイ地区
こちらは先に紹介していますが、幻のワインと言われる ロマネ コンティ の産地であり、
かのナポレオンが愛飲しロシア遠征に持っていったとされるシャンベルタン の産地でもあります。
次にご紹介するコート ド ボーヌ地区と合わせてコート ドール(黄金の丘)と呼ばれる事も
ありますが、それぞれに魅力が詰まり過ぎていて、まとめるには勿体ない地区ですね。
ジュヴレ シャンベルタン [2016] ブシャール ペール エ フィス
価格:5368円
ワインが好きかどうかに限らず、かのナポレオンも味わったワイン、という事で、
その味わいに興味を持ってみるのも、凄く良い、歴史を感じる事だと思います。
③コート ド ボーヌ地区
コート ド ニュイ地区の南に位置する、コート ド ボーヌ地区。この地区では約80%は
赤ワインが造られていますが、残りの20%の白ワインは、世界で最高の辛口白ワインと言われる、
モンラッシェ という秀逸なワインの産地でもあります。
ピュリニー モンラッシェ ウイエール 2018 マシャール ド グラモン
価格;6600円
モンラッシェと言えば、その前にピュリニーが付く事が多いですが、これは、
ピュリニーとモンラッシェを合わせて、ピュリニー モンラッシェ という村が存在します。
その村では、実に99%以上が白ワインを作っています。
世界的に有名なワインを作るというと、やはりそれ専門となるのが当たり前のようです。
この事は次に紹介する地区でも同じ事が言えます。
④ボジョレー地区
ボジョレーと言えば、ボジョレー ヌーヴォ が、日本国内でも最も有名と言えます。
既にわかる事かもしれませんが、ボジョレーは地区の名前で、ヌーヴォは、新酒という意味があります。
このボジョレー ヌーヴォは、フランスワインにしては珍しくフルーティな香り、軽い酸味、
若々しい事が特徴で、生産者からも、造ってから2~3か月の内には飲んで貰いたい、という事
ですが、造りの良いワインであるなら、2本買って1本はすぐに飲み、1本は熟成させる、という
ワインマニアのような人も居ます。ここで軽く熟成させている人から聞いたコツをご紹介すると、
ワインの劣化は、音、光、振動で起こるものらしく、大型の少し高めの温度の冷蔵庫に新聞紙で
くるんで置いておくか、何度も開閉してワインが動いてしまうような環境だったら、
1~12本程度収納出来るワインセラーは、最近は大分値段が落ちている事から、専用の小型の
ワインセラーボックスを購入する人も居るそうです。
1年保証 ワインセラー 家庭用 32本 78L 上下段別温度調節タイプ
価格:25190円。こんな大型の物で、しかも上下で温度調節が別に出来てこの価格。大分安いと
感じます。
それと一つ忘れないでほしいのが、確かにヌーヴォが有名ですが、ボジョレー地区自体も勿論
ワインの名産地ですので、今の時期だとヌーヴォは手に入りづらいですが、ヌーヴォでなくても、
同じように軽めのワインがあるので、そちらも是非忘れないでほしい所です。
ボジョレー ルージュ ラ ローズ プルプル 2018年 750ml 金賞ワイン
価格:879円。名前も面白いですし、今は半額セールのようで、かなりお手頃価格となっています。
どんなに安くなっていても、いつもこの価格帯で売っているワインと比べれば、雲泥の差と言える
でしょう。こちら前述のAOCワインでもあります。軽やかな甘みの中に、後から深い味わいが
あるようです。こちらの商品、レビューも出ているので、参考にしてみて下さい。
⑤マコネー地区
ブルゴーニュ地方を紹介するのに、最後の地区になります。フランスのワインの紹介で、
基本的に赤ワインが有名だと自分も感じていたのですが、実際にご紹介していくと、白ワインが事の他
多いですね。こちらのマコネー地区においても、白ワインの方が、赤ワインよりも多く造られている
ようです。そして日本語で表記すると何ともマヌケな感じになっていますのですが、
プイィ フュイッセ と呼ばれる白ワインが芳醇な香りと重厚な辛口で、こちらも人気のあるワイン
になります。
ドメーヌ ミッシェルシェヴォー プイィフュイッセ[2004] 750ml
価格:2500円。
4.フランス ブルゴーニュ地方発祥のぶどう種
①シャルドネ種
シャルドネ種は、フランスのブルゴーニュ地方発祥の、白ワインのぶどう品種となります。
小粒ですが、糖分と果汁がたっぷりで、最高級白ワインに使われます。
代表的なのは先ほどご紹介した、シャブリ、モンラッシェになります。
クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット・ポール・ロバン [2017] ヴーヴ・アンバルフランス スパークリング
価格:2288円。こちらは珍しい、シャルドネ種に赤ワインのピノ ノワール種を加えて造られた
スパークリングワインになります。次回にご紹介しようと思っていますが、泡のワインというと、
シャンパンを思い浮かべる人が居ると思いますが、シャンパン を名乗れるのは、フランスの
シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインのみとなっています。
②アリゴテ種
フランス ブルゴーニュ地方発祥のアリゴテ種。シャルドネ種に比べると粒は大きく、房も
密着していながら、大房です。飲み口が軽く、熟成させない若飲みワインやテーブルワインに
よく使われています。
ブルゴーニュ・アリゴテ[2018]ドメーヌ・プティ・ロワ
価格:3608円。
フランスの白ワインの中ではボジョレー ヌーヴォと並んで珍しい、飲み口の軽い白ワイン。
ここで初めて出てきた言葉、ビオワインになります。こちらも又の機会に詳しく記事を作りますが、
簡潔に、有機栽培ワインだと思って貰えれば、ほぼ間違いのない解釈になります。
自然派ワイン、などとも呼ばれたりしますね。
こちらも詳しく説明していくと、ここでは納まりきらない、ひと時代を築いたワインになりますので、
こちらも深堀りしていくと、面白いですよ。
それでは、良い年始をお過ごしください。
明けましておめでとうございます
今年こそは、笑顔の一年でありますように
本年もどうぞよろしくお願い致します。
by ネオ・アッキー (2021-01-03 02:14)