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イタリア発祥のサンジョヴェーゼを愉しむ モンテ・アンティコ イタリア産赤ワイン [赤・イタリア]



 最近フランスのワインばかり携わってきましたが、急にイタリアのワインというと、何と言うか、陽気に酔っ払うようなイメージが沸いてきます。

 細かいことは良いから、飲んで愉しもう!という気持ちになります。
ただイタリアというだけでこんなイメージを持つのは、私だけかもしれませんけどね^^;

 さて、今回紹介するのは、イタリア産のサンジョヴェーゼを使ったワイン、モンテ・アンティコです。
サンジョヴェーゼというと、口当たりが良く、飲みやすいワインに使われるブドウ種というのが特徴で、通常は、イタリアでサンジョヴェーゼといえば、キャンティが例に挙げられますが、ただサンジョヴェーゼの代表ワインというと、今度は、モンテ・アンティコになるんですね。

 イタリアのトスカーナ州モンタルチーノの丘陵地から、南西部に向かって少し外れた、サンジョベーゼの栽培には大変適した地域で作られたワインです。
 品質管理も厳しく、深くしっかりとした、個性的で長期間美味しいワインとして作り出された、モンテ・アンティコ。値段も、1500円台と、リーズナブルです。




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英国王室御用達のフランス、シャンパン ランソン ブラックラベル [スパークリング・シャンパーニュ]



 フランス三大銘産地のひとつとして知られるフランスのシャンパーニュ地方は、スパークリングワインである「シャンパーニュ」があまりにも有名です。
 年間のシャンパーニュの出荷数は、約2億5千万本!勿論、全て日本に来ているわけではありませんが、ただ一つの産地の銘柄としては、とてつもない本数です。

 シャンパーニュは、異なる品種、畑、年度のワインをブレンドして作られる為、他のワインのラベルのように、ヴィンテージや製造者の表示は、スタンダードクラスでは表示されません。

 こちらのランソン・シャンパン・ブラックラベル・ブリュットは、英室御用達の名門ランソン社の逸品。キリっと引き締まったエレガントな辛口で、シャンパン特有のきめ細かい気泡と豊かな香りが、本格派を感じさせる仕上がりとなっています。
 イタリアのワインでも、スパークリングワインは有名ですが、産地が違う為、シャンパンという名前はつきませんので、ご注意ください。

フランスのパリのやや東、フランスでは北東部に位置するシャンパーニュ地方で作られた物のみが、シャンパン、という呼び名を得る事が出来ます。市場価格は、3300円~4500円ほど。スパークリングワイン好きでもそうでなくても、一度は味わっておくべきワインになっています。
 又、やはりお祝い事に使われやすいのがシャンパンとなっていて、自分も、やはり仲間と共に飲んだ時、格別の味わいを感じた記憶があります。



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フランスでのワインの法律と格付けについて [ワイン知識]

 昨日のブログに書いていた、ワインの格付けについて、フランス編です。

ワインは、EU法において、2種類に大別されています。
一つは、VQPRD。 Vins de Qualite Produits dans des Regions Determinees の頭文字をとったもので、
フランス語はさっぱりなので、なんと読むのかすら分かりませんが、地域指定優良ワインの事を言います。


 もう一つは、ヴァン・ド・ターブル、つまり、食卓ワインです。
この2種類を大別する事で、VQPRDつまり、地域指定優良ワインの価値を格別化を図り、保護し、市場の活性化を図っています。



さて、最初はほとんど聞いた事の無い言葉で、頭も痛くなったと思いますが、もう一頑張り。
この大別されたVQPRDとヴァンドターブルを、更に2種類ずつにわけ、計4種に分けた物が、
よく聴く言葉になります。

VQPRD① AOC Appeliation d'Origine Controlee アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ
 
   原産地統制名称を意味します。AOCワインを名乗るには、生産区域やブドウ品種、栽培・せん定方法、製造方法など、INAO(=国立原産地名称研究所)の厳しい審査を受け、合格したワインだけが証明書を発行され、初めてAOCワインが誕生します。その価格は安くても10万円前後。
 と思いきや、想いのほか飲みやすい値段で売られているものもあります。


VQPRD② VDQS Vin Delimite des Qualite Superiure
フランス優良品質指定ワイン、すなわち、準AOCワインになります。
        このVDQSワインは、フランスのワイン全体の1%しかなく、AOCワインへの昇格が、ほぼ約束されています。
        こちらは、一般市場へ流れることも少なく、全く見かけません。

ヴァン・ド・ターブル① ヴァン・ド・ペイ Vin de Pays  地酒のことです。
        限定された地域だけで生産されたブドウを使って作られたワインで、こちらは、VQPRDとは違い、全国ワイン同業者連合会(ONIVINS)が品質を管理しています。


ヴァン・ド・ターブル② ヴァン・ド・ターブル そのままですね^^;
            このヴァン・ド・ターブルの特徴としては、EU加盟国で作られた
            ブドウ果汁、ワインに限り、ブレンドが許されているという事です。
            アルコール度数のみ決められており、その製法もある程度自由です。


 ここまでの画像をクリックしていただけると、その値段や詳細が見れるのですが、やはり、この格付けだけによって、ワインの値段が決まるわけではなく、格付けはあくまで参考であり、特に海外のワインが日本で売られる場合、船で来る場合がほとんどですので、船が嵐にみまわれ、日本国内での販売数が少なく、たまたま人気が出て、次に輸入しようとしたら、フランス国内で在庫が少なければ、日本でのプレミア価格になってしまったりします。

 ある意味、時価のような部分があるのが、ワインの面白さでもあります。
それでも、ワンコインワインなどになると、元々低価格で売る事を考慮されたワインが多いのも事実なので、低価格を実現する為に、酸化防止剤を入れたり、ステンレス樽での熟成をしたりと、ある意味品質は一定なのですが、ワイン特有の風味を出せていない物が多い事も事実です。

 価格が幾らだから美味しいとか、安いから美味しくないとは、一概には言えませんが、やはり製法までこだわって、どのような手間をかけたか、ワイングラス越しに見てみたり、ラベルを事細かく見てみる事で、ワインの楽しみ方が増え、そういった事を考え、ワインに合うつまみを考えて、食卓を演出するのが、マリアージュというのではないかと思います。

 

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まさかのピーマンの香り!? シノン レゼルヴ プリヴェ フランス産赤ワイン [赤・フランス]


 いやぁ、自分もびっくりしてしまいました。
まさかの、ピーマンの香りがするとは。
シノンというと、一般的には、軽い赤ワインのイメージがありますが、このワインは、格付けワインにも匹敵すると言われる、プレミアムワインとなっています。
 ベリーに混じって、ほのかに香るピーマンの香りがします。

 味わいはフルーティーで、タンニンもありますが、とても細やかで、飲み口の良いワインとなっています。こちらのワイン、2000年頃であれば、容易く手に入ったのですが、今では、すっかり入手しずらいワインとなっています。

 言い方を変えてしまえば、どのようなワインでも、今あるワインは今の時代ならいつでも買え、手ごろな値段で買えますが、時間が経つと、単純にそのワインが無くなってしまったり、同じ値段では買えなくなってしまいます。

 又、以前にも言いましたが、高級ワインを、一部の富裕層が買い占めてしまい、中々手に入らないのだとか。

 こちらのワインが造られたフランスのロワール地方は、フランス中央部から大西洋まで、約1000キロにも及ぶ長い河の近くです。フランスの庭とも呼ばれ、パリの南西に位置します。観光地としても有名で、中世の古城が沢山並ぶような地方で、AOCワインが沢山作られているような地方になります。
AOCワインとは、フランスでのワインの格付けになっていて、IGTなどはイタリアで使われる、ある程度の品質を誇るワインの事を言いますが、これは又今度、説明しようと思います。

 この格付けについてですが、自分も「そんな勝手に誰かがつけて評価でしょ」と思っていたのですが、やはり歴史のあるフランスでの格付けは、信用できます。
 日本人の評論家なんかが勝手に格付けをしたワインとは違うので、知れば知る程奥が深いのが、ワインの面白さになります。



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